建築設計について

建築設計について
建築計画にて設定されたアウトラインに従い、建築物の形状・材質を決定していきます。意匠、構造、設備が専門分化しています。分野別にご紹介します。
建築意匠設計とは
建築物の形状・材質を、主として芸術的観点から決定していく分野で、構造・設備などにおいて求められる機能を考慮した上で、全体の構成・形状の方針決定を主導し、建築物が社会や施主から求められた美観と機能を兼ね備えるべく設計を行います。 近年では建築意匠を完成後に建築写真という形で保存する傾向もあるようです。※【建築写真】建築写真とは、建築物を撮影した写真のこと。建築物を風景や都市の一部として捉えて撮影された場合には、風景写真や都市写真、建築物の機能等に視点をおいて撮影される場合には、科学写真ともいえます。手法としては、一般的には、ストレートフォトグラフィが取られますが、デザインの忠実な伝達を目的としない場合には、ピクトリアリスム等が採用されることもあるようです。
建築設備設計とは
電気、空調、換気、衛生、通信、排煙設備などの配置、バリアフリーを考慮した昇降設備の仕様などを決定します。※【バリアフリー】バリアフリーとは、広義の対象者としては障害者を含む高齢者等の社会生活弱者、狭義の対象者としては障害者が社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や精神的な障壁を取り除くための施策のこと。バリアフリーは、特に日本において広く普及し、発展・拡大解釈されています。英語では、設備やシステムが広く障害者や高齢者などに対応可能であることを指して「アクセシビリティ」という用語が頻用されています。
建築構造設計とは
建築物が自重、積載荷重、地震、風、積雪、その他の外力によって倒壊することの無いよう、設計を行う分野です。意匠担当者と協同の上で、設計物件が構造上必要な耐力を備えるよう構造計画を立てたり、実際に構造計算を行い検証する立場ですが、超高層ビルや体育館など大規模な空間を要する建築物や、複雑な形状の建築物においては、全体の設計に支配的となることもあります。
建築防災設計
建築物の利用者の安全を確保するための防災計画、避難計画を行う分野。特に建築基準法上の避難規定や消防法等と関係が深い分野です。※【建築基準法】建築基準法は、国民の生命・健康・財産の保護のため、建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準を定めた法律。前身は市街地建築物法です。